バイオ燃料、なんで推進するんだろう?

バイオ燃料、なんで推進するんだろう?

今日(2007/12/05)日経系のメールニュース、バイオ燃料の記事が目に付いた。
バイオ燃料って、CO2の排出量チャラにすると言われているけど、本当にそうかと言うと結構疑問点があるのだとか。

Technobahn ニュース : バイオ燃料は地球温暖化防止には貢献しない、ノーベル賞化学者が警告


デジタル写真で見る世界の今――バイオ燃料は救世主か悪魔か? - 日経トレンディネット


NIKKEI NET(日経ネット):経済ニュース -マクロ経済の動向から金融政策、業界の動きまでカバー
バイオ燃料の関税ゼロに・政府方針



 政府はバイオ燃料にかかる関税を現行の3.1%からゼロにする方針だ。対象にするのは植物でつくるバイオエタノールと石油製品を合成した「ETBE」と呼ばれるバイオ燃料。石油元売り各社が輸入し、既にガソリンに混ぜた形で市販している。バイオ燃料は原料の植物が生育中に二酸化炭素(CO2)を吸収、CO2排出量がゼロと計算されるため、関税を下げて流通を促すことで温暖化対策につなげる。

 財務省の審議会が月内にまとめる答申に盛り込み、来年の通常国会で関税暫定措置法を改正する方針。無税は1年間の暫定措置とする。(07:03)



でも植物の育成には、水、肥料等々必要。
特に大量の水は地下水の枯渇にも結びつくとも言われる。
更にトウモロコシを原料とした場合、食料自体の減少。
飼料となるものも減り、食料関連の価格をあげてしまう。
おやつ、お菓子などテキメン。

温暖化対策に本当に貢献するのか?に関してはトータルで見たら悪影響が大きいその場凌ぎでは無いか?という見解もあるようなんだけど。
確かに原油高の煽りはあるけど、何でバイオ燃料の輸入や消費を促進するような施策を取るのだろう。



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フィンランド企業、世界最大級の工場建設へ・バイオ燃料製油



 【シンガポール=野間潔】フィンランドの石油精製大手ネステ・オイルは世界最大級のバイオディーゼル燃料の製油工場をシンガポールに建設する。投資額は約5億5000万ユーロ(約900億円)で、来年初めに着工し、2010年に完成する。完成後の生産量は年80万トンを計画している。

 バイオディーゼル油は植物の油脂などから生産する軽油代替エネルギー。ネステは植物だけではなく動物性の油脂などでも生産できる独自の製造技術を開発した。シンガポール工場では近隣国のマレーシアやインドネシアなどで栽培するパーム油(やし油)を原料にバイオディーゼル油を生産する。(07:03)




あ~世界的にはディーゼルの見直しなのか。
環境的には、様々なエネルギー獲得手段から得られた結果としての電力。
この電力でキチンと走る車が望ましいのじゃないかと思うのだけど。


仮に日本が電気自動車化を先行したとしても、海外が追従できない。
インフラや電源事情も違うか。
と言う事は、電気自動車だと自動車の貿易が成立しなくなっちゃうのか。




NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載
新日石やトヨタなど16社、バイオ燃料を低コスト量産



 新日本石油やトヨタ自動車、三菱重工業など国内大手16社は大学や政府機関と共同でバイオエタノールの低コスト量産技術を開発する。植物廃材を原料に、2015年に1リットル当たりの生産コストを40円と、国際競争力のある水準まで下げることを目指す。原油価格が高止まりするなか、トウモロコシなどを使うバイオ燃料の需要増加が食糧価格上昇の一因になっている。資源の有効活用と温暖化ガス削減につながるガソリン代替燃料として実用化を促進する。

 開発に参加するのは石油化学やプラント、自動車など幅広い業種の国内有力企業。21日に経済産業省と農林水産省が「バイオ燃料技術革新協議会」を発足させ、来年度から企業、大学などが実証研究に着手する。(07:00)



海外の事情に合わせるという事になれば、競争力をつけるためにも政府が積極的に介入するってことになるのか。

更に、穀物以外からバイオ燃料が作ることが出来、かつコストが安ければバイオ燃料を輸出できるという目論見。

そうなると、EV(電気自動車)よりもバイオ燃料で動く自動車とバイオ燃料精製に注力するわけか。


その為には、バイオ燃料を早期にデファクトスタンダードに持ち込みたいというところか。

うーむ。国家対国家として考えた場合、車と燃料合わせて輸出できるバイオ燃料が一番アピール効果高いか。

これであれば既存のガソリン系インフラ施設が流用可能。
ガソリンを取り扱う業界は存続可能。
自動車メーカーも既存の開発路線の拡張で済み、開発資本の投下が少なくて済む。

その辺で、一番現実的なところかつ沿革団体への打撃が少ないところに落ち着くってことなのかも。

ただ、バイオ燃料を主体とした場合、やっぱりエタノールなどトウモロコシ原料での生成精製が各国の当面主力になるのでは?

そうなった場合、穀物原料の栽培スペースの減少、穀物原料の食品、飼料への供給減少。
これで食品関連の相場が跳ね上がってしまうのでは?

多くの食品を輸入に頼る日本では、食品輸入を考えるとバイオ燃料は結局自分の首を占めかねないのじゃないか?と思えてしまう。
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  by julajp | 2007-12-05 11:38 |

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